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観たもの読んだもの聴いたものその他日常の呟き。
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夜中に布団の中でぐるぐる考えてたこと(笑)。
こんなことしてると、どんだけ転がり落ちてるんだと自分で自分に笑えてきます。
そんな人の戯言なので、ギアスキーな人でもついてこれるかどうかは謎。


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実は、そろそろどっちかにはどっちかの正体バレて、それで学園でもぎくしゃくするのかと思ってました。
でもこの調子だと、お互い正体知らないまんま、

「またお前か白兜!(邪魔だ!)」
「またお前かチューリップ仮面!(被害拡大しやがって!)」

とか内心で毒舌応酬しつつ、最終局面であっさりバレて、

「「どうしてお前(君)が!!??」」

と見事にハモるんですね!(断言かよ)

いや、そんな面白可笑しいことにならないのは判ってるんですが、判ってるからこそこう、逃げに走りたくなる時もあるってことで(爆)。
だって、あんまり楽しい展開にならなさそうな・・・。

ああでも、何処かで「皆が倖せになれる結末」って言葉見たから、大丈夫でしょうか。
・・・大丈夫だといいな、と思います。

で、巷で話題(?)のルル(ゼロ様)ラストギアス。
スザクだと個人的に嬉しいような、痛い展開にしかならなそうだから遠慮したいような、そんな気分です。
と言うか、「王の力はお前を孤独にする」「人間とは異なる時間」云々とかがその通りで、最後になってもギアス使いのままだったら、最後にギアスを使う相手は瞳が見えるようになったナナリーじゃないかと思ってます。
思った後で、でもソレもどうよ、と否定もしましたが(笑)。


ところで8話。
突っ込みどころも突っ伏しどころも満載でしたが、あの展開を見ると、どうしても捏造したくなる特派組(爆)。
うっかりやっちゃっても、いいですかね・・・・・?




以下危険物につき、反転表示。
(8話ネタバレ注意/ネタ被っていたらゴメンナサイ)




「無理はしないで、って言ったのに」

 溜息混じりの声に、スザクは微かな罪悪感を覚える。

「すみません・・・」

 小さな謝罪の言葉に返ってきたのは、暖かい湯気の上がる、マグカップ。
 戸惑いながら受け取ると、自分の分を手にしたセシルが、ゆっくりと目の前の椅子に腰掛けた。

「でも、本当に無事で良かったわ」

 にこり、笑みと共に告げられた言葉に、ふわりと心が温まる。
 彼女は何時でも、スザクを心配してくれた。
 軍内外に関係なく、スザクをスザクとして見てくれる、貴重な人である。
 彼に兄弟は居なかったが、姉という存在が居たら、きっとこんな感じじゃないかと思った。
 だからこそ、余計に。
 心配ばかりをかける自分に、絶望することにもなるのだが。

「お友達も、皆無事で良かったわね」
「え・・・。あ、はい」

 ぼんやりとしていたら、再びセシルが口を開いた。
 それに慌てて返事を返しながら、スザクも改めて彼女らの無事を、喜ぶ。
 それと同時に、黒の騎士団と名乗ったテロリスト・・・、ゼロの姿を思い出し、知らず表情が険しくなった。

「・・・スザクくん? やっぱり何処か怪我でもした?」
「ふぇ?」
「此処に皺、寄ってるわよ?」

 不意に顔を覗き込んできたセシルは、自分の眉間にトン、と人差し指を当てて首を傾げる。
 慌てたように数度瞬くと、スザクはゆるりと首を振った。

「大丈夫です、何でもありません」
「・・・本当に?」
「はい」
「何かあったら、隠さずにちゃんと言ってね?」
「・・・はい」

 何度も念を押されて、飲まれたように返事をすると、セシルは元の位置に戻ってふ、と息を吐く。
 それからぴんと人差し指を立てると、鹿爪らしい顔で、宣った。

「もう一つ。今回みたいな無茶は、もうしないこと」
「・・・・・、は・・・・・」
「スザクくん?」
「・・・・・、は、い」

 一瞬詰まってしまった応えは、名前を呼ばれて何とか、吐き出す。
 無茶をしたいわけではないけれど、同じようなことが起きた時に、自分を制する自信は、ない。
 それでも心配をかけたくなくて、ぎこちないながらも頷いて見せた。
 セシルも一瞬考えるような素振りを見せたが、とりあえずは納得したようで、立てた指を元に戻す。
 スザクも一息吐いて、手にしたままだったカップを口元へと持って行った。
 暫し、優しい沈黙が場を支配する。
 と、突然セシルが小さく声を立てて笑い出した。

「セシルさん? どうか、しましたか?」

 きょとん、と首を傾げれば、笑んだ瞳が何処か楽しそうに、スザクに向けられる。

「さっきのこと、思い出しちゃって。スザクくんにも、見せてあげたかったわ」
「・・・何を、ですか?」
「ロイドさん」

 問いに返った答えは、もう一人の上司の名前。
 ますます訳が判らなくなって、真ん丸な瞳を向ければ、笑みを消さないままのセシルが先を続けた。

「スザクくんが突っ込んでいった時、何て言ったと思う?」
「・・・・・?」
「“止せ、枢木准尉!”」
「・・・・・、え?」
「そう言ったのよ、あの人」

 スザクの瞳を真っ直ぐに見つめて、セシルは言う。
 思いもかけない言葉に、内容を理解するまでにかなりの時間を要してしまった。
 それでも何だか信じられなくて、困ったように視線が泳ぐ。

「・・・ランスロットが、壊れると思ったんでしょうか・・・」
「そうね、それもあるでしょうね。でも、それだけだと思う?」

 スザクは、ランスロットの中にいて。
 全神経が前に向いていた為に、此方の声を聴いていない、その場を見ていない。
 だから、信じられないのだろう。
 けれど、セシルは。
 その隣にいて、一部始終を見て、聴いている。
 だから、信じられる。

「ロイドさんはロイドさんなりに、スザクくんを心配しているのよ」
「―――――!」

 はっきりと言葉にされて、今度こそスザクは瞳を見開いたまま固まった。
 その事実を、どう受け止めていいのか判らない。
 セシルは気付いているのかいないのか、緩く笑んだ瞳を、不意に真剣なものに変えた。

「何時如何なる時も、必ずランスロットと一緒に戻ってきなさい、枢木准尉」

 此処で一端区切ると、口調を普段のものに戻す。

「それも貴方の大事な仕事よ、スザクくん」

 判った? と問われても、声が出てこなかった。
 それでも何とか固まった身体を動かして、小さく肯く。
 素直に、嬉しいと思った。
 思えた自分が、何だか可笑しかった。
 ふ、と息を吐くと、漸く身体の力が抜ける。
 声も、出そうだ。

「ありがとう、ございます」

 掠れて小さくなってしまったけれど、それでも言いたかった。
 こんな自分を気にかけてくれた貴方に、感謝を。

「・・・どういたしまして」

 セシルは軽く瞳を瞠ると、嬉しそうに微笑んだ。



・・・気付けば無駄に長くなった_| ̄|○
そして誰かさんは出てきてくれなかった・・・。
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